『西多摩地域リハビリテーション支援センター』、センター長の医療法人財団利定会 大久野病院 理事長 進藤晃でございます。
リハビリテーションの重要性が議論されている昨今、高齢者や障害者等が適切な急性期・回復期のリハビリテーションを受け、寝たきり状態になることを予防し、生涯にわたって住み慣れた地域で生き生きとした生活を送り続けることができるようにするためには、地域において、保健・医療・福祉の連携が図られた体系的なリハビリテーションサービスが提供される体制整備が必要だと考えられます。
そのような状況を受け、東京都では平成12年7月に東京都リハビリテーション協議会を設置し、リハビリテーションサービスの提供体制のあり方等について検討され、平成13年11月に『東京都リハビリテーション協議会報告書』をまとめ、地域リハビリテーションの推進を担う中核役として、概ね二次保健医療圏を単位として地域リハビリテーション支援センターの整備を進めることとされました。
当センターは、平成18年11月にこの西多摩医療圏における様々な形態で実施されているリハビリテーション事業を支援し、地域におけるリハビリテーションのシステム化に資することを目的に指定されました。
今後につきましても、研修会だけではなく、地域リハビリテーション支援センターの事業の柱である
を図っていく所存です。
今後も、最新の技術や考え方などをこの西多摩地域に広めて参りたいと思いますので、どうぞご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
西多摩地域リハビリテーション支援センター
センター長 進藤 晃
東京都は、各地域におけるリハビリテーションサービスの充実を図るため、平成12年7月に東京都リハビリテーション協議会を設け、サービスが体系的に提供されるようリハビリテーションのシステム化等を推進しています。その一環として、これまで二次保健医療圏(島しょを除く)に1カ所ずつ支援拠点施設が設置され、サービスの提供体制が整えられてきました。
これが「地域リハビリテーション支援センター」で、都が指定するリハビリテーション医療の中核的病院がその役割を担い、従事者研修や地域施設への相談対応など、専門的な立場から地域のリハビリテーション活動を支援しています。