当法人は、「社会に生かす医療の提供」を理念に、また2020年までのスローガンとして「その人らしい毎日をイノベーション&ハビリス注1」を掲げ大久野病院(回復期リハビリ病棟・医療療養病棟・介護療養病棟)、進藤医院(外来・訪問医療・訪問看護・訪問リハビリ・ケアプラン作成)を運営しております。
回復期リハビリ病棟は、重症者である看護必要度A項目1点以上15%以上 日常生活機能10点以上30%を受け入れて、日常生活機能4点以上の改善率も40%以上でかつ在宅復帰率70%以上です。不幸にして障害を負われてしまい在宅へ復帰するのは、リハビリによる身体機能強化と高次脳機能障害へのサポートを手厚く行っても、残存してしまった身体障害・摂食嚥下障害と高次脳機能障害に合わせて在宅生活の再構築を行う必要があり単純ではありません。その為に当院では、リハビリ技師と共に社会福祉士(MSW)を手厚く配置し、医師・看護師と共にチーム医療として在宅や復職・復学を含め社会への復帰を積極的にサポートしています。在宅療養は地域包括ケアの概念の基、個別性の高いケアプランを居宅介護支援事業所により作成し進藤医院での外来や訪問診療と訪問看護・訪問リハビリを提供しています。進藤医院と共に大久野病院がレスパイトや一時的な病状の悪化時にはスムーズに入院を受け入れ不安なく在宅医療が行えるようにサポートしています。
回復期リハビリ病棟で在宅や社会への復帰が十分行えない方には、医療依存度が高い場合は医療療養病棟・介護依存度が高い場合は介護療養病棟で長期に療養いただきながらリハビリを続け在宅や社会への復帰を目指しています。医療療養病棟においては在宅復帰率が50%以上と高率に在宅へ復帰し機能強化型として運営されています。
これまでの医療・看護・リハビリは、個人的な技量に頼ることが多く見られますが、当院では組織的な運営を管理するQMS(Quality Management System)注2 活動や医療技術提供を管理するPCAPS(Patient Condition Adaptive Path System:患者状態適応型パス)注3 の導入を積極的に行い、技量の標準化、医療提供体制の標準化を進めています。
このように、法人全体で標準化された医療・看護による患者状態の安定化の基に徹底的にリハビリを行い、身体に生じた障害が残存しても、精神的な障害等や高次脳機能障害が残存しても、在宅や社会・学校への復帰を全力でサポートしています。
注1:その人らしい日常を実現する為に、技術革新をその人に役立たせる
注2:QMS-H研究会 http://qms-h.org/ 参照ください
注3:PCAPS研究会 http://plaza.umin.ac.jp/~A-epath/ 参照ください
大久野病院は、家のようにくつろげる環境の中で、患者様が一日も早く家庭や社会に復帰できるよう安全でかつ安心な医療と看護を提供いたします。
また、近隣の医療機関と連携してセーフティーネットを構築し、社会を円滑に運営できるよう医療体制を整えるとともに、医療を通して社会に活力を与えられよう全力を尽くします。
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● 進藤院長、● 担当医
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